コロナ禍で少し疲弊した心にそっと手を差し出す、一筋の光を指し示すような2021年のマストアイテム!
BLUE SOULS|※アルバムにはA_o版ではなく、ROTH BART BARON版を収録
U b u g o e|ROTH BART BARON
■感想
1月:オンラインによる「HOWL SESSION」を開始。シンセサイザーやダブルギターなど毎回違うゲストとのセッションにより全く違う表情を見せる楽曲たち。
4月:突如TVから流れるROTH BART BARONの音に驚く。Bishのアイナ・ジ・エンドと組んだA_oによる『BLUE SOULS』・・・2021年の春から夏にかけて流れたポカリスエットのCMで、どれほど多くの人たちがROTH BART BARONに触れたことだろう。
5月:原田郁子(クラムボン)・小西遼(CRCK/LCKS、象眠舎)・Seihoと共同制作した『prism』の発表。
7月:多彩なゲストを迎え、自主フェスとも呼べる「BEAR NIGHT 2」を開催。
等々、今年はどこまで行くの?!とファンの期待を高めてきた中、
12月:満を持しての本6thアルバムの発表です。
しかも、ここ最近の常となっていたCDとLPの発売だけでなく、初回限定版としてCD+Blu-rayも発売。
Blu-rayはおまけレベルではなく、「BEAR NIGHT 2」の全20曲、原田郁子やアイナ・ジ・エンド等が参加した曲も収録されているという大盤振る舞い。
アルバムを通して聴き終えた後は、コロナ禍で少し疲弊した心にそっと手を差し出す、一筋の光を指し示すような・・・自分の中にある白いキャンバスにこれからどんな色を使っても、何を描いてもよいと後押しされているような気持ちになります。
前アルバムまでは色を重ねていくような印象でしたが、本作では、余分な音は削られ、必然な音だけで構成された・研ぎ澄まされた印象を受けます。
また、ブラスやストリングスがイントロだけ等の添え物ではなく、全編に亘ってサウンドの一部になっており、奥行きの深い音楽・・・バンドサウンドではなく、まさしく音楽という表現が近いかも知れません。
1. U b u g o e~2. BLUE SOULSで始まるアルバムへの力強い期待感、6. HAKU~7. Eternalによる中盤の美しさ、10. 月光~11. 鳳と凰とアルバムを締める高揚感を、サブスクによる単曲聞きではなく、アルバムを通して感じてもらいたい2021年のマストアイテムです。
(2021年12月発売)
■特典
①ハイレゾ音源付き
CD/LPのパッケージ内に、[wav 24bit / 96kHz] DLコードが書かれた紙が封入されており、追加費無しでハイレゾ音源が入手できます。
②ストア別特典
特典: アルバム収録曲のAcoustic Session音源のDLコード
特典: "極彩色の祝祭" TOUR Live at 福岡 The Voodoo Loungeのライブフル音源を収録したCD-R2枚組
☆☆☆☆☆
