カードのデビュー作「ライフループ」を含む、『神の熱い眠り』を補完する短篇集
■裏表紙より抜粋
銀河帝国の首都キャピトルでは、人工冬眠薬ソメックが人々の関心を集めていた。ソメックを投与された人間は数年ごとに睡眠と覚醒を繰り返し、ほとんど永遠に生き続けることができるのだ。だがこの偽りの不死が、大いなる悲劇をもたらすことになろうとは……?
■感想
本書は、<ワーシング年代記シリーズ>の2巻にあたりますが、1巻の登場人物を深掘りする短編6作品から成る「第一部 キャピトルの物語」と、1巻の原型となる短編3作品から成る「第二部 ウォーターズの森の物語」の二部構成になっています。
1巻と同様、SF的要素は「ソメック(冷凍睡眠)」のみで物足りなさを感じますが、カードの原点にあたる作品のため、エンダーの兄ピーターやビーンの宿敵アシルを思わせるキャラクターが登場することが面白さの一つです。
(THE WORTHING SAGA by Orson Scott Card, Copyright 1978,1979,1980,1982,1989,1990. 1995年発行)
★★










