映画『アビス』を下敷きとした、2,000フィートの深海からの訪問者とのファーストコンタクトもの。カード定番の「特殊な能力を持った少年の成長」とは全く違う赴き
■帯より転載
『ターミネーター』『エイリアン2』のJ・キャメロンが挑む、人間とETの深海ドラマ!
超大作映画化! ’90年3月全国ロードショー
監督=J・キャメロン
主演=エド・ハリス メアリー・エリザベス・マストラントニオ マイケル・ビーン
■感想
監督あとがきにあるように、本書は映画の単なるノベライゼーションではなく、映像では描き切れない深海からの訪問者たちの行動の意義付けや彩りを加えている「小説」です。
ベースとなるアイディアやプロット、キャラクター造形はJ・キャメロンに依るもののため、カード定番の「特殊な能力を持った少年の成長」を期待すると、肩透かしを食らいます。
『2001年宇宙の旅』の映画と小説のような関係性を狙ったようですが、映像的表現の先行や映画らしいストーリー展開のため、カードのファンとしては微妙な本書となります。
(THE ABYSS by Orson Scott Card based on an original screenplay by James Cameron, Copyright 1989. 1990年発行)
★★★











