2016年8月17日水曜日

Kindle Unlimitedで平井和正を一気読み

短編~3巻程度の長編まではお薦め!1970年代とは思えない、今でも通じるザ・エンターテインメント。10巻以上の大河ドラマは群像劇としては面白いが、やや内省的。ただし、『地球樹の女神』は珍しくまとまっています。

『サイボーグ・ブルース』 平井 和正(1971年)
 :マンガ『8マン』の小説版。
 :短編の積み重ね・他者視点によるパート差し込み等による、世界観の奥行きが良い。
 :★★★★


『死霊狩り(ゾンビー・ハンター)1』 平井 和正(1972年)
『死霊狩り(ゾンビー・ハンター)2』 平井 和正(1976年)
『死霊狩り(ゾンビー・ハンター)3』 平井 和正(1978年)
 :『幻魔大戦』の内的思考ではなく、疾走感のまま完結する。
 :マンガ『デスハンター』の題名と結末の方が個人的には好み。
 :★★★


『クリスタル・チャイルド[地球樹の女神コア・ストーリー]』 平井 和正(1997年)
 :『地球樹の女神』を読了していない場合は、絶対、読んではいけない。
 :修羅の懐かしさに喜んだが、由紀子の性格・言動には戸惑うばかり。
 :並行世界と言ってしまえば、その通りだが。
 :★


『狼の紋章 ウルフガイ』 平井 和正(1971年)
『狼の怨歌 ウルフガイ』 平井 和正(1972年)
『狼のレクイエム 第1部』 平井 和正(1975年)
『狼のレクイエム 第2部』 平井 和正(1975年)
 :1970年代の作品とは思えない、今でも面白い。
 :★★★
『黄金の少女 狼のレクイエム 第3部1』 平井 和正(1985年)
『キンケイド署長 狼のレクイエム 第3部2』 平井 和正(1985年)
『“パットン将軍” 狼のレクイエム 第3部3』 平井 和正(1985年)
『タイガーウーマン 狼のレクイエム 第3部4』 平井 和正(1986年)
『黄金の少女5』 平井 和正(1994年)
 :狼のレクイエム第3部のはずだが、主人公の犬神明は登場せず、外伝的な物語。
 :★★
『犬神明1』 平井 和正(1994年)
『犬神明2』 平井 和正(1995年)
『犬神明3』 平井 和正(1995年)
『犬神明4』 平井 和正(1995年)
『犬神明5』 平井 和正(1995年)
『犬神明6』 平井 和正(1995年)
『犬神明7』 平井 和正(1995年)
『犬神明8』 平井 和正(1995年)
『犬神明9』 平井 和正(1995年)
『犬神明10』 平井 和正(1995年)
 :ヤング・ウルフガイ・シリーズの完結を待ち望んだ読者は数知れず。
 :やっと再開したと思いきや、BEEと西城が主人公のような活躍。
 :★★