■帯より転載
『エンダーのゲーム』
の著者が放つ
異世界冒険SFの金字塔
人の軌跡を視ることができる特殊能力を持つ
少年リグの波乱万丈の冒険を描く!
■感想
映画『エンダーのゲーム』が日本で公開(2014年)されたのに併せて翻訳・出版されたのが本作です。
当時、久々のカードの新作だ!と嬉しくなって、書店で手にしたのを覚えています。
あれから6年ほど経ちますが、残念ながら続巻は未訳のままです。
序盤は『第七の封印』(Copyright 1987, 1993年発行)や《帰郷を待つ星シリーズ》(Copyright 1993, 1996年発行~)を思い出させる、ガーデン星・リグを主人公としたファンタジー(異世界冒険)ですが、各章の冒頭に描かれる地球人・ラムの物語と徐々にリンクを始めることで、未来・宇宙SFの様を感じさせます。
リグの冒険が一つの壁を越え、主人公たちの能力がどう開花されていくのか等、さあこれから!と言うところで、「続きは次回に」となります。
続きが気になってしょうがない・・・。
(FINDER PATH by Orson Scott Card, Copyright 2010. 2014年発行)
★★★
■THE PATHFINDER Series
・『道を視る少年』(Copyright 2010. 2014年発行)
・『RUINS』(Copyright 2012. 未訳)
・『VISITORS』(Copyright 2014. 未訳)